製品・サービス / インクジェットプリンターの有機溶剤対策
製品・サービス · 全国対応インクジェットプリンター(IJP)のMEK・有機溶剤対策
監修:大滝良彦(VOC空気清浄機事業部 セールスエンジニア) 更新

インクジェットプリンター(IJP)の印刷ヘッドや洗浄ドックからは、MEK(メチルエチルケトン)や酢酸エチルなどの有機溶剤が揮発します。印刷ラインは配置が変わりやすく、固定式の局所排気装置が置きにくい現場です。工事不要の脱臭・集塵装置を発生源の近くに置けば、ライン変更に追随しながら溶剤蒸気を吸引できます。当社で最も導入の多い工程で、測定データがあります。
当社(ベリクリーンエア)の「Belicleen Air」シリーズは、2021年から販売し、累計160台以上を納入。IJPを含む印刷工程は、当社の導入実績の中で最も多い工程です。「発散防止抑制措置」の特例実施許可も取得しています(許可番号:大阪労働局天満署 令和4年度第1号/名義:株式会社ベリカ)。
IJPで有機溶剤が問題になる場所
- 印刷ヘッド周辺:インクの溶剤成分(MEK、酢酸エチルなど)が印刷中に揮発します。
- 洗浄ドック・パージ:ヘッドの洗浄やパージで溶剤を使い、局所的に濃度が上がります。
- インク補充・廃液回収:容器の開閉時に揮発します。
印刷ラインは製品や仕様に合わせて配置が変わりやすく、天井が高い工場も多いため、固定式の局所排気装置を組み込むのが難しいケースが目立ちます。有機溶剤を扱う以上、有機則の対策は必要で、作業環境測定で第三管理区分になると改善が求められます。
対策の考え方
- 発生源の近くで吸う:印刷ヘッドや洗浄ドックの近くに吸引口を置き、拡散する前に吸い込みます。
- ラインの動きに追随できる装置を使う:本体単体で機能する装置なら、配置替えのたびに配管をやり直す必要がありません。
- 必要なら発散防止抑制措置として申請する:局所排気装置の代替として使う場合は、労働基準監督署の特例実施許可を取ります(申請サポート)。
- 導入前に測る:デモ機を1週間借りて、実際のラインで濃度を確認してから機種を決められます。
当社の装置は有機則対策向けです。特化則(特定化学物質)に該当する物質や、防爆構造が必要な環境には対応していません。機種の詳細は業務用脱臭・集塵装置と製品ラインナップをご覧ください。
測定データのある事例
お客様名は原則として公開していません(販売代理店経由・機密保持のため)。
- 日用品メーカーの印刷ドック(MEK):付近の濃度400〜500ppmが、BA500Tの設置後0ppmで安定しました(2024年7月)。
- 電子部品メーカーの試験(IPA):BA500Tの活性炭が約4,650gを吸着してから破過に至りました(2025年3月)。フィルター交換の目安の把握に使われています。
よくある質問
MEKは処理できますか?
はい。MEK(メチルエチルケトン)は有機溶剤中毒予防規則の対象で、活性炭フィルターで吸着します。ある印刷ドックの事例では、付近の濃度400〜500ppmがBA500Tの設置後0ppmで安定しました。
印刷ラインの配置がよく変わります。設置場所を動かせますか?
動かせます。装置は本体単体で機能するため、ライン変更に合わせて設置場所を変えられます。ダクトの引き直しは不要です。
印刷機のすぐ横に置けますか?
フレキシブルアームやホースの吸引口を、印刷ヘッドや洗浄ドックの近くに配置します。本体は作業台の脇など、機能に支障のない位置に置きます。設置スペースは必要です(作業台の下には収まりません)。
フィルターの交換頻度は?
溶剤の使用量で変わります。ある電子部品メーカーの試験工程では、BA500Tの活性炭が約4,650gを吸着してから破過に至りました。実際の現場では、デモ機での測定で交換の目安を把握してから導入する方法もおすすめです。
この対策について相談する
使っているインクの溶剤(MEK・酢酸エチルなど)、印刷ラインの構成、作業環境測定の結果をお知らせください。担当の大滝が最適な機種と進め方をご案内します。* は必須です。
VOC空気清浄機事業部 セールスエンジニア。装置の選定から労働基準監督署への対応・特例実施許可の申請まで、現場ごとの相談に応じています。
お問い合わせ:y.otaki@belica.co.jp